ご挨拶

北海道骨粗鬆症研究会   理事長 伊東 学
理事長写真

 北海道骨粗鬆症研究会は、道内で診療する内科、婦人科、整形外科、歯科の開業医や勤務医だけでなく、骨に関する基礎研究を行う研究者が一堂に会し、骨粗鬆症に関連する最新の研究成果を議論する学際的な研究組織です。平成1年に発足し、20年以上の長い間、たゆまず活発な研究活動を行って参りました。

 既存の医療関連の研究会の大半は、専門分野に特化した研究会であり、このような専門分野の垣根を越えた学際的な活動を行っている研究会は国内を見ても多くはありません。本研究会は、内科、婦人科、整形外科、小児科、歯科などの多彩な分野の医療従事者が開業医、勤務医を問わず、基礎研究者と一緒に議論を戦わせている稀有な研究会といえるでしょう。近年では、臨床医のみではなく、バイオマテリアル(生体材料)を用いた骨・軟骨再生医療や骨代謝を専門とした研究者も参加し、さらに充実した組織に成長しております。

 わが国は世界に類を見ない速度で、高齢化社会に突入しています。今世紀半ばには、わが国の人口の約半分が65歳以上となると言われております。特にわれわれが住む北海道には、超高齢化地域が数多くあります。高齢者の生活の質(QOL)を維持し、健康で自立した生活を送っていただくには、骨粗鬆症の予防や治療が大変重要です。

 さて、本研究会の活動には三本の柱があると考えております。第一は、道内で活動する医師や研究者の研究成果を活発に議論する場であること、第二は骨粗鬆症に関する最新の医療情報を道内の医療従事者に提供する場であること、第三は骨粗鬆症に関する正しい医療情報を道民の方々に提供し健康で自立した生活を支援することです。この三つの活動指針に従って、医療従事者、研究者、市民が一体となり健康な長寿社会を築き上げるよう努力していくことが、本研究会の最大の使命であると考えております。本研究会へのご理解とご協力をお願い申し上げます。