

2024年2月から北海道骨粗鬆症研究会の理事長を務めさせて頂くことになりました。本研究会は平成1年に発足してから35年以上の長い歴史があります。この経過の中で、骨粗鬆症診療における診断技術や治療法の飛躍的な進歩には目を見張るものがあります。 この進歩には多くの基礎研究や臨床研究の積み重ねと、医療に携わる多くの関係者の努力に基づいたものであることは言うまでもありません。本研究会は、医師、歯科医師、薬剤師、理学療法士、看護師、放射線技師などの医療者に加えて、種々の分野の研究者や企業関係者など多くの職種の方々が集まり、活発な交流と研究会活動をとおして発展してきました。特に多職種間の連携については、臨床において骨粗鬆症性骨折後患者の2次骨折予防の観点から非常に重要であることが最近の多くの臨床研究で明らかとなっています。 また、骨粗鬆症診療を進めていく上で最も重視するべき項目の1つと考えます。多くの職種の方々が集まり、活動する本研究会の特徴を生かして、今後のさらなる発展を目指し、基礎・臨床研究に基づいた新しい情報を発信することができればと考えます。
当研究会の使命は、骨粗鬆症という人口の超高齢化が進む我が国においてきわめて重要な健康課題に対する取り組みを通じて、地域社会の健康と福祉を支えることです。骨粗鬆症を基盤とした脆弱性骨折は、生活の質(QOL)を低下させるだけでなく、寿命を縮めることも明らかになっています。また、骨折による要介護、要介助者の増加は、人的あるいは経済的な負担を若い世代に背負わせる一因になっています。私たちは、骨粗鬆症の予防、早期発見、適切な治療法の普及を通して脆弱性骨折発生数を減らし、健康寿命を延伸することを目標に活動しています。
そして、前任の高畑雅彦先生が掲げた行動指針:
1)道内で活動する医療者や研究者の情報交換、研究成果を活発に議論する場を提供すること
2)骨粗鬆症に関する最新の医療情報を道内の医療従事者に提供すること
3)骨粗鬆症に関する正しい情報を道民の方々に提供し健康で自立した生活を支援すること
を引き継ぐとともに、骨粗鬆症や骨代謝に興味をもつ多くの皆様が気軽に参加できる研究会を目指して、努力していきたいと思います。
骨粗鬆症の病態については未だに多くのことが不明です。また、骨粗鬆症が生命予後を脅かす脆弱性骨折発生リスクを有するとても重要な疾患であることが、社会全体に十分認識されているとは言えません。本研究会の活動をとおして、このような問題点にすこしでもアプローチすることが大切なことと考えます。
会員の皆様をはじめ骨粗鬆症に携わる関係者の皆様には、本研究会へのご理解とご指導・ご支援のほど、今後ともよろしくお願い申し上げます。
| 理事長 | 射場 浩介 | 札幌南整形外科病院 札幌手外科・骨研究所 所長 |
|---|---|---|
| 副理事長 | 長谷川 智香 | 北海道大学 大学院歯学研究院 硬組織微細構造学教室 准教授 |
| 理事 | 加藤 育民 | 旭川医科大学 大学院医学系研究科 産婦人科学講座 教授 |
| 木村-須田 廣美 | 公立千歳科学技術大学 理工学部 応用化学生物学科 教授 | |
| 清水 智弘 | 北海道大学 大学院医学研究院 整形外科学教室 講師 | |
| 高橋 裕樹 | 札幌医科大学 医学部 免疫・リウマチ内科学 教授 | |
| 永井 聡 | NTT東札幌病院 糖尿病内分泌内科 部長 | |
| 監事 | 渥美 達也 | 北海道大学 大学院医学研究科 免疫・代謝内科学分野 教授 |
| 高田 潤一 | 医療法人札幌円山整形外科 札幌琴似整形外科 骨粗鬆症センター長 | |
| 評議員 | 浅野 毅 | JCHO北海道病院 整形外科 部長 |
| 網塚 憲生 | 北海道大学 大学院歯学研究科 教授 | |
| 石田 和宏 | 我汝会えにわ病院 リハビリテーション科 科長 | |
| 伊東 学 | 独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター 院長 | |
| 亀田 啓 | 北海道大学病院 糖尿病・内分泌内科 診療講師 | |
| 川村 大介 | 医療法人カワムラメディカル かわむら整形外科 院長 | |
| 神田 真聡 | 札幌医科大学 医学部 免疫・リウマチ内科学 講師 | |
| 河野 通仁 | 北海道大学大学院医学研究科 リウマチ・腎臓内科 准教授 | |
| 小林 範子 | 北海道大学病院 婦人科 | |
| 下段 俊 | 市立釧路総合病院 整形外科 | |
| 須田 浩太 | 北海道せき損センター 院長 | |
| 高桑 昌幸 | 高桑整形外科永山クリニック 院長 | |
| 舘田 健児 | 札幌孝仁会記念病院 整形外科 部長 | |
| 田中 知子 | 我汝会さっぽろ病院 看護部 | |
| 道家 孝幸 | Do-Clinic 整形・運動器リハビリテーション 院長 | |
| 東藤 正浩 | 北海道大学 大学院工学研究院 バイオメカニカルデザイン研究室 教授 | |
| 畑 知見 | 小樽市立病院 整形外科 | |
| 花香 恵 | 札幌医科大学 医学部 整形外科学講座 助教 | |
| 平野 史倫 | 独立行政法人国立病院機構 旭川医療センター 内科 主任医長 | |
| 藤枝 雄一郎 | 北海道大学病院 リウマチ・腎臓内科 診療講師 | |
| 藤田 諒 | 北海道医療センター 整形外科 | |
| 宮治 裕史 | 北海道大学 大学院歯学研究院 口腔総合治療学教室 教授 | |
| 村田 勝 | 北海道医療大学 歯学部 生体機能・病態学系 口腔再生医学分野 教授 | |
| 山田 悟史 | 北海道大学 大学院工学研究院 機械・宇宙航空工学部門 准教授 | |
| 名誉会員 | 赤澤 敏之 | 北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部 |
| 片山 耕 | 片山整形外科リウマチ科クリニック 院長 | |
| 草薙 鉄也 | 草薙レディースクリニック | |
| 櫻木 範明 | 小樽市立病院 | |
| 高畑 雅彦 | 獨協医科大学 整形外科 | |
| 橋本 友幸 | 函館中央病院 | |
| 藤野 敬史 | 手稲渓仁会病院 | |
| 三浪 明男 | 北海道せき損センター | |
| 和田 博司 | 和田産婦人科医院 | |
| 吉田 顕 | よしだ整形外科 |